大学入試対策でよく使われているおすすめの参考書『チャート式』(数研出版)について解説します!
青チャート、黄チャート、白チャート、赤チャート、…
様々な色のチャートが存在していますが、
・結局おすすめは何色なの?
・学校で配られたけど、どうやって使えばいいの?
と悩んでいる高校生は多いはず!
この投稿を読めば、
・自分のレベルに合ったチャートの色
・チャートを使ったおすすめの勉強法
がわかります!
チャート式とは
『チャート式』とは、網羅系の参考書の中で最も使用されています。
高校数学の参考書を代表するシリーズで、学校の副教材としても配られています。
表紙の色で難易度が分けられていることが有名です。
種類が豊富なので、「どの色を選んだらいいかわからない」という高校生が多いです。
チャート式の色と難易度
チャート式は、色で難易度が段階的に分けられています。
白チャート<黄チャート<青チャート<赤チャート
の順に難易度が高くなっています。
他にも『緑チャート』という共通テスト対策専用の参考書があります。
レベル的には『黄チャート』に近いです。
チャート式の内容
チャート式は、色によって問題レベルの呼び方が異なりますが、基本的には同じ内容です。
基本例題1問に対して、類題1問
発展例題1問に対して、類題1問
章末にEXERCISESという入試問題集
という内容です。
また、『青チャート』と『赤チャート』には、入試標準レベルの総合問題が収録されています。
チャート式は「例題を解いて類題で解けるかどうか確認をする」という数学の基本的な学習ができる参考書です。
おすすめの色とその理由
おすすめは黄色チャート
ほとんどの高校生におすすめできる色は…
『黄色チャート』です!
理由を一言で表すなら、「問題数とレベルがちょうどいい」からです。
理由
黄色チャートをおすすめする理由を詳しく述べると以下の通りです。
1つ1つ説明していきます。
力がついて挫折しにくいから
『黄色チャート』より難しい『青チャート』と『赤チャート』は、
・青チャートは問題数が多い
・赤チャートはとにかく難しい
という特徴があり、途中で挫折してしまう高校生がほとんどです。
『青チャート』や『赤チャート』の方が向いている人は、「数学を究めたい」「数学の問題を解くのが楽しい」と言える人です。
それ以外の人は、より挫折しにくい『黄色チャート』を選ぶべきだと思います。
「問題集は1冊完璧にすることが重要」ですので、『黄色チャート』で「数学力の土台を固めてから次の問題集へ」という考え方がおすすめです。
『白チャート』は教科書レベルの問題と遜色ないので、教科書レベルの問題の定着に悩んでいる人にはおすすめです。
しかし、教科書レベルの問題の定着に悩んでいない人にとっては、『白チャート』は物足りないので『黄色チャート』がおすすめです。
高校3年生の夏までに仕上げたいから
『チャート式』のような網羅系の参考書は、頭の中に解法パターンをストックするための参考書です。
高校3年生の夏までに仕上げることで、大学受験に向けての問題演習を非常に効果的に行うことができます。
もちろん、高校3年生の夏までに仕上げることは理想なので、夏までに終わらなければダメというわけではありません。
しかし、網羅系の参考書を早い時期に仕上げることは重要です。
問題数が多い『青チャート』や難易度の高い『赤チャート』を網羅するには時間がかかります。
問題数とレベルがほどよい『黄色チャート』は、解法パターンをストックするにはちょうどいい参考書だと思います。
チャート式のおすすめの勉強法
時間に余裕がない人は、「例題を解く」だけでも十分力がつきます。
しかし、謝った勉強法をすると、数学の力がつかないので要注意です。
例題を解いていく
チャート式は、「例題と類題が1ページずつ」という構成になっています。
また、例題ごとにレベルが1から5まで設定されています。
取り組む単元を決めたら、最初はレベル1~3を解き進めましょう。
自力で解いて、間違えた問題には印をつけましょう。
間違えた問題に対する取り組み方は以下の通りです。
単元のレベル1~3が解き終わったら、2周目です。
1周目で間違えた問題(印がついた問題)を解き進めましょう。
解けるようになっていたら、印を消しましょう。
まだ解けない問題があったら、3周目です。
解けない問題がなくなるまで繰り返してください。
レベル1~3までが解けるようになったら、レベル4を解き進めましょう。
レベル4が解けるようになったら、最後にレベル5を解きましょう。
類題を解いていく
例題を解いた際に、苦労した問題を中心に類題を解きましょう。
例題と比べると、少しだけ難易度が上がっていますが、例題の定着度合いを確認できます。
EXERCISESや総合問題にチャレンジ
例題で練習した解法パターンを用いて、応用問題や入試問題にチャレンジしてみましょう。
解けなかったら、例題に戻って理解をし直す必要があるかもしれません。
チャート式はいつから始めればいいか
結論から言うと、早ければ早いほどいいです。
特に、難関大学を目指している方は、高校1・2年の間に例題が解ける状態にしておくことが望ましいです。
高校3年生の夏までには、チャート式の例題が解けるようにしましょう。
そのために、早めに始めることをおすすめします。
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