場合の数
ある事柄の起こり方が何通りかを求めることを
「場合の数を求める」という
数学におけるある事柄とは,具体的に
- さいころを投げたときの目の出方
- コインを投げたときの裏表の出方
- 袋に入っている玉の取り出し方
などが挙げられる
樹形図

場合の数を「もれなく」「だぶりなく」求める方法として,
まずは「樹形図」を学ぼう!
引き分けはなく,
樹形図をかくと

求める場合の数は

「もれなく」「だぶりなく」数えたいときは
「樹形図」が分かりやすいね!
和の法則
3つ以上の事柄についても同様

和の法則は簡単に言うと
「重複していないなら足せる」という法則だよ!
目の和が
目の和が
[1] 目の和が
[2] 目の和が
[1] と [2] の起こり方に重複はないので
※さいころの目の出方を

「同時に起こらない」ことは「足す」
積の法則
3つ以上の事柄についても同様

「積の法則」を理解するには「樹形図」が効果的だよ!
全部で何通り種類のセットができるか。
①ライスかパン
②唐揚げかハンバーグかトンカツ
樹形図で表すと

①の選び方
②の選び方が

「樹形図」をかくと「積の法則」が理解しやすいね!

3つ以上の事柄に対しても「積の法則」は使えるよ!
全部で何通り種類のセットができるか。
①ライスかパン
②味噌汁かコーンポタージュ
③唐揚げかハンバーグかトンカツ
樹形図で表すと

①の選び方
②の選び方は
①,②の選び方
③の選び方は

「樹形図」を考えれば,
「積の法則」が使える理由も納得!
まとめ
● 場合の数を求めるポイント
「もれなく」かつ「だぶりなく(重複なく)」数える(計算する)こと
樹形図を作ると考えやすい
● 和の法則
2つの事柄に
3つ以上の事柄についても同様
● 積の法則(樹形図を考えることが大切)
事柄
3つ以上の事柄についても同様
問題
(1) 2個のさいころの目の出方
(2) 目の和が
(3) 大きいさいころは偶数,小さいさいころは
(1) 2個のさいころの目の出方
大のさいころの目の出方は
その出方それぞれに対して小さいさいころの目の出方は
積の法則より

(2) 目の和が
目の和が
目の和が
[1] 目の和が
[2] 目の和が
[3] 目の和が
[1] と [2] と [3] の起こり方に重複はないので
和の法則より
※さいころの目の出方を
(3) 大きいさいころは偶数,小さいさいころは
大のさいころの目の出方は,
その出方それぞれに対して小さいさいころの目の出方は,
積の法則より


「和の法則」と「積の法則」を使い分けられるようにしよう!
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