2つの円の共通接線

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数学A

2つの円の共通接線

2つの円の両方に接する接線を 共通接線 という

5種類の2つの円の位置関係について,共通接線の本数を見てみよう!

[1] 互いに外部にある

  共通接線4本

[2] 外接する

  共通接線3本

[3] 2点で交わる

  共通接線2本

[4] 内接する

  共通接線1本

[5] 一方が他方の内部にある

  共通接線なし

円の位置関係によって,共通接線の本数が変わるね!

2つの円の共通接線に関する問題

以下の図において,線分 $AB$ の長さを求めよ。

$O’$ から線分 $OA$ に垂線 $O’H$ を下ろすと

四角形 $ABO’H$ は長方形になるので

 $AB=O’H$,$AH=BO’=2$

よって $OH=AO-AH=3-2=1$

$\triangle OO’H$ で三平方の定理より

 $O’H^2=OO’^2-OH^2$

   $=7^2-1^2$

   $=48$

$O’H>0$ より $O’H=4\sqrt{3}$

$AB=O’H$より $AB=4\sqrt{3}$

垂線を下ろすところがポイント!

あとは直角三角形で三平方の定理!

以下の図において,線分 $AB$ の長さを求めよ。

$O’$ から直線 $OA$ に垂線 $O’H$ を下ろすと

四角形 $ABO’H$ は長方形になるので

 $AB=O’H$,$AH=BO’=3$

よって $OH=OA+AH=4+3=7$

$\triangle OO’H$ で三平方の定理より

 $O’H^2=OO’^2-OH^2$

   $=8^2-7^2$

   $=15$

$O’H>0$ より $O’H=\sqrt{15}$

$AB=O’H$より $AB=\sqrt{15}$

この問題も垂線を下ろすところがポイントだね!

まとめ

● 2つの円の共通接線

 [1] 互いに外部にある

   共通接線4本

 [2] 外接する

   共通接線3本

 [3] 2点で交わる

   共通接線2本

 [4] 内接する

   共通接線1本

 [5] 一方が他方の内部にある

   共通接線なし

● 2つの円の共通接線に関する問題

 垂線を下ろすところがポイント

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