2直線のなす角

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2直線のなす角を求める方法をわかりやすく解説 数学Ⅱ

高校数学Ⅱの【三角関数】で学ぶ『2直線のなす角』について解説!

2直線のなす角は,$\tan\theta$ と加法定理で考えることができる!

この投稿を見れば,『2直線のなす角』に関する問題はバッチリ!

$\tan\theta$ は傾き

$\displaystyle{\tan\theta=\frac{y}{x}}$ と表されるので『傾き』を表している

直線と $x$ 軸の正の向きとなす角を $\theta$ ($0≦\theta<\pi$) とすると

$\tan\theta$ の加法定理

正接の加法定理

$\displaystyle{\tan(\alpha+\beta)=\frac{\tan\alpha+\tan\beta}{1-\tan\alpha\tan\beta}}$

$\displaystyle{\tan(\alpha-\beta)=\frac{\tan\alpha-\tan\beta}{1+\tan\alpha\tan\beta}}$

問題

問題
$2$ 直線 $3x-y-1=0$ $\cdots$ ①,$2x+y-4=0$ $\cdots$ ② について,$2$ 直線のなす角 $\theta$ $\displaystyle{\left(0≦\theta≦\frac{\pi}{2}\right)}$ を求めよ。

 

解答

直線①は $y=3x-1$ であり,傾きは $3$
直線②は $y=-2x+4$ であり,傾きは $-2$
①,②が $x$ 軸の正の向きとなす角をそれぞれ $\theta_1$,$\theta_2$ とすると
  $\tan\theta_1=3$,$\tan\theta_2=-2$
$\theta=\theta_2-\theta_1$ であるから
  $\tan\theta=\tan(\theta_2-\theta_1)$
    $\displaystyle{=\frac{\tan\theta_2-\tan\theta_1}{1+\tan\theta_2\tan\theta_1}}$
    $\displaystyle{=\frac{-2-3}{1+(-2)\cdot3}=1}$
$\displaystyle{0≦\theta≦\frac{\pi}{2}}$ より  $\displaystyle{\theta=\frac{\pi}{4}}$

数学Ⅱ 三角関数
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