点と点の距離

スポンサーリンク
数学Ⅱ

高校数学Ⅱで学ぶ『点と点の距離』についてわかりやすく解説!

座標平面に関する問題では頻出です!

確実に使いこなせるようにマスターしましょう!

『図形と方程式』の基本中の基本!

きちんと求められるようにしよう!

座標

$\textrm{P}$ の座標が $(a,b)$ を $\textrm{P}(a,b)$ とかく

三平方の定理

点と点の距離を考えるときに,「三平方の定理」を用いるので復習しよう!

三平方の定理
斜辺の長さを $c$,その他の辺の長さを $a$,$b$ とするとき
 $c^2=a^2+b^2$ が成り立つ

$c^2=a^2+b^2$ より,

 $c=±\sqrt{a^2+b^2}$

$c>0$ より, $c=\sqrt{a^2+b^2}$

三平方の定理を式変形

斜辺の長さを $c$,その他の辺の長さを $a$,$b$ とするとき

 $c=\sqrt{a^2+b^2}$ が成り立つ

これが分かれば,点と点の距離は簡単!

$\sqrt{○^2+○^2}$ !

原点との距離

原点 $\textrm{O}$ と $\textrm{P}(2,1)$ の距離 $OP$ を求めよ。

直角三角形を作る

三平方の定理より,

 $\textrm{OP}=\sqrt{2^2+1^2}=\sqrt{5}$

 

直角三角形を作って「三平方の定理」を使うだけ!

原点との距離
原点と点 $(a,b)$ の距離は $\sqrt{a^2+b^2}$

点と点の距離

点 $\textrm{P}(2,1)$,点 $\textrm{Q}(3,4)$ の距離 $\textrm{PQ}$ を求めよ。

直角三角形を作る

三平方の定理より,

 $\textrm{PQ}=\sqrt{(3-2)^2+(4-1)^2}=\sqrt{10}$

これも直角三角形を作って「三平方の定理」を使うだけ!

点と点の距離
点 $(a,b)$ と点 $(c,d)$ の距離は $\sqrt{(c-a)^2+(d-b)^2}$

簡単に表すと

 点 $(○,□)$ と点 $(●,■)$ の距離は $\sqrt{(●-○)^2+(■-□)^2}$

$2$ 乗されるので,$●-○$ でも $○-●$ でもよい

まとめ

● 三平方の定理

 斜辺を $c$,他の辺を $a$,$b$ とするとき

  $c^2=a^2+b^2$ すなわち $c=\sqrt{a^2+b^2}$

● 原点との距離

  原点と点 $(a,b)$ の距離は $\sqrt{a^2+b^2}$

● 点と点の距離

  点 $(a,b)$ と点 $(c,d)$ の距離は $\sqrt{(c-a)^2+(d-b)^2}$

  点 $(○,□)$ と点 $(●,■)$ の距離は $\sqrt{(●-○)^2+(■-□)^2}$

問題

問題
次の2点間の距離を求めよ。
(1) 原点と点 $(-2,3)$
(2) 点 $(-1,2)$ と点 $(2,-1)$

 

解答

(1) 原点と点 $(-2,3)$

 $\sqrt{(-2)^2+3^2}=\sqrt{13}$

(2) 点 $(-1,2)$ と点 $(2,-1)$

 $\sqrt{\{2-(-1)\}^2+(-1-2)^2}=\sqrt{18}=3\sqrt{2}$

 

点と点の距離は基本中の基本なので,きちんとおさえておこう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました