三角形の角の二等分線の長さ

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三角形の角の二等分線の長さ 数学Ⅰ

高校数学Ⅰの『図形と計量』で重要問題の1つである『三角形の角の二等分線の長さ』に関する問題をわかりやすく解説しました!

『角度が与えられている場合』と『角度が与えられていない場合』の2種類の問題を解けるようにしましょう!

問題

問題

(1) AB=3AC=5A=120ABC において,角の二等分線 AD の長さを求めよ。

(2) AB=4BC=6AB=5ABC において,角の二等分線 AD の長さを求めよ。

 

(1) AD=x とおくと

ABC=ABD+ACD1235sin120=123xsin60+125xsin6035=3x+5xx=158

 したがって   AD=158

 

(2) ABC で余弦定理より

      cosB=42+6252246=916

 線分 AD は角の二等分線なので

      BD:DC=AB:AC=4:5

 よって  BD=49BC=83

 ABD で余弦定理より

      AD2=42+(83)22483cosB=1009

 AD>0 より   AD=103

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角の二等分線の長さ(角度が与えられている場合)

角度が与えられている場合のポイント
三角形の面積を利用して、角の二等分線の長さを求める。

 

問題

(1) AB=3AC=5A=120ABC において,角の二等分線 AD の長さを求めよ。

 

解答

<三角形の面積を利用して解く>
ABC=ABD+ACD を利用することで、角の二等分線の長さ AD の長さが求まる

(1) AD=x とおくと

ABC=ABD+ACD1235sin120=123xsin60+125xsin6035=3x+5xx=158

 したがって   AD=158

角の二等分線の長さ(角度が与えられていない場合)

角度が与えられていない場合
余弦定理と角の二等分線の性質を利用して、角の二等分線の長さを求める。

 

問題

(2) AB=4BC=6AB=5ABC において,角の二等分線 AD の長さを求めよ。

 

解答
<角度が与えられていない場合の角の二等分線の長さを求める方法>
  1.  ABC で余弦定理を用いて、cosB を求める。
  2.  『角の二等分線の性質』を利用して BD の長さを求める。
  3.  ABD で余弦定理を用いて、角の二等分線 AD の長さを求める。

(2) ABC余弦定理より

      cosB=42+6252246=916

 線分 AD は角の二等分線なので(角の二等分線の性質

      BD:DC=AB:AC=4:5

 よって  BD=49BC=83

 ABD余弦定理より

      AD2=42+(83)22483cosB=1009

 AD>0 より   AD=103

 

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